寝たきりの方の抱える問題点。それは床ずれ(褥瘡じょくそう)です。この症状は、長期にわたり同じ体勢で寝たきり等になった場合、ベッド等との接触局所で血行が不全となって、周辺組織に壊死を起こす深刻なものです。

発生予防のために定期的な体位変換などを含めて、様々な対策が講じられますが、今回は、そのような症状が明らかになる前に教えてくれる、ハイテクな絆創膏、Smart bandageをご紹介しましょう。

Smart bandageの実力

このSmart bandageを貼ると、床ずれのひとつの原因とされる皮膚の下の組織のダメージが起こり始めて、目に見える形で皮膚に現れる前に、察知してくれるのです。その段階で、知らせてくれるなら、治療や回復に大変有利になります。巻かれた包帯の中での、治り具合をチェックするということも想定されているそうです!

どうやって分かるのか?

健康な細胞が死にゆくときに、細胞の壁の浸透性の変化によって、電気的な流れの変化が生じるようです。Smart bandage膏は、プラスチックのフィルムに金の電極が何十個と貼り付けられていて、その電極がセンサーとして、組織の細胞の変化を電気的なレベルで感知します。それで、表皮に変化が現れる前に、内部の組織にダメージが起こった段階で、治療可能な状態として見つかるのですね。

今後このテクノロジーは、体内のもっと複雑な組織において損傷などの症状が、どのように進行していくのかを研究するのに使用されていくとのこと。医療技術が飛躍するといいですね!