DAPで高音質な音楽をアウトドアで楽しむ方が増えています。スマホでは実現が難しい高音質が最大のメリット。ハイレゾ音源を楽しめるタイプも続々登場しています。

どんなDAPを選べばよいのか迷っている方に、最新DAPの動向とともに、おすすめのDAPを比較してご紹介。自分にぴったりの一台を見つけてくださいね。

DAPとは

41TRwW83VQL

By: Amazon.co.jp

DAPとは、デジタルオーディオプレイヤーの略です。持ち運び可能で、ヘッドホン(イヤホン)使用前提の小型オーディオプレイヤーのこと。本体にストレージを内蔵するか、外部ストレージに対応し、そのなかの音楽ファイルを再生します。代表格としては、ソニー「WALKMAN」とApple「iPod」の2つのシリーズです。

DAPが求められる理由は音質です。DAPは、音楽再生に特化した設計と能力を持っています。その結果がスマホでは得がたい音質のよさが特徴。CDを上回る音質の「ハイレゾ音源」が登場したことも人気の理由のひとつ。

スマホでは簡単にハイレゾ再生を行うことは難しいですが、対応DAPなら容易です。また、ハイレゾの高音質を十分に堪能するための能力も磨かれています。ハイレゾを楽しむためのDAPという意識がDAP市場を活性化させているのです。

おすすめDAP10選

Apple iPod nano 16GB

31nWXlnIAFL

商品価格 ¥ 14,800

ソニーと並ぶDAP界の雄、アップル。その代表機・iPodは長年DAP市場をリードしてきました。ファッショナブルでコスパのよいiPodというイメージは今も強烈です。他のDAPと比較して圧倒的な知名度と人気を誇ります。

iPod nano 第7世代は、2016年現在のアップルDAPの主力機種。見やすい大きな2.5インチ液晶画面、洗練された使い勝手などが人気の理由です。16GBのフラッシュメモリーを内蔵し、Bluetoothにも対応するなど、DAPとしての機能に不足はありません。他のDAPと比較して、定番の安定感が欲しい方にはおすすめです。

ソニー(SONY) ウォークマン ハイレゾ音源対応 2015年モデル NW-A25 PM

41EEm8ml0sL

商品価格 ¥ 22,176

DAPとしての注目のウォークマンのハイレゾ対応機。NW-A25は、ハイレゾ対応DAPとしてコスパの高さが光るエントリー機です。本体記録容量を16GBに抑えることで低価格化。一方、機能と音質は上位機同様で、高いお得感です。microSDカードスロットを備えているので、容量不足で困りません。2.2型カラー液晶搭載と、66gの軽量も見逃せない利点。

再生可能なフォーマットは、MP3、WMA、ATRAC、ATRAC Advanced Lossless、リニアPCM(WAV)、AAC、HE-AAC、FLAC、Apple Lossless、AIFFと広範囲。DSDには対応していません。Bluetoothもバージョン3.0で対応。Bluetooth経由でもハイレゾ相当のデータ量を伝送可能な高音質コーデックLDACに対応するのも特徴です。

ハイレゾ音源に最適化した、独自開発のフルデジタルアンプ「S-Master HX」搭載による高音質も魅力。圧縮音源をハイレゾ相当にアップスケールする「DSEE HX」も搭載します。FLAC192kHz/24bit再生時で30時間と、他のDAPと比較して、ロングバッテリーライフもうれしいポイントです。

ウォークマンブランドによるハイレゾ再生をできるだけリーズナブルに試したい方に、大いにおすすめします。

オンキヨー(ONKYO) デジタルオーディオプレーヤー ハイレゾ音源対応 バランス接続対応 DP-X1

41JZ-cskmXL

商品価格 ¥ 66,951

DP-X1は、ヘッドホンのバランス接続への対応が大きな特徴です。単品コンポで有名なオンキヨーが発売したことでも話題のDAP。DSDは11.2MHz、FLAC/WAVは384kHz/24bitまでの再生が可能な高度なハイレゾ対応も特徴です。静電容量タッチパネル式4.7型液晶による見やすいディスプレイと洗練された操作系も魅力。

OSは「Android 5.1.1」を採用し、Google Playにも対応するのは便利ですね。そして、Wi-FiとBluetoothにも対応。内蔵メモリーが32GBで、外部メモリーはmicroSDXC対応スロット2つで対応。

高性能なESS社製SABRE DACとアンプを2個ずつ搭載することで、DACから出力端子までフルバランス回路設計を実現。2.5mm4極バランス端子を採用したバランスヘッドホン接続に対応します。

対応ヘッドホンのインピーダンスが16~300Ωと広範なことも魅力。ヘッドホンのバランス接続対応DAPとして他と比較して安価なのもポイントです。国内メーカー製ハイレゾ対応DAPでヘッドホンバランス接続を楽しみたい方に、真っ先におすすめします。

パイオニア(Pioneer) デジタルオーディオプレーヤー ハイレゾ音源対応 XDP-100R-K

41NXtrrctNL

商品価格 ¥ 51,295

こちらも単品コンポで実績のあるパイオニア製のDAP。他のDAPと比較してハイスペックかつ多機能がおすすめポイントです。内蔵メモリーが32GBで、外部メモリーはmicroSDXC対応スロット2つで対応します。

対応オーディオ形式は、DSD/DSF/DSD-IFF/MQA/FLAC/ALAC/WAV/AIFF/Ogg-Vorbis/MP3/AAC。DSDは11.2MHz、FLAC/WAVは384kHz/24bitまでの再生に対応します。もちろん、ハイレゾ対応。IEEE802.11b/g/n/ac準拠の無線LAN規格とBluetoothをサポートする多機能ぶり。対応ヘッドホンのインピーダンスも16~300Ωとワイドです。

剛性の高いアルミ削り出し筐体を本体に採用。トップとボトムに取り外し可能なバンパーを装備したタフな外観も魅力です。底面に、DAPでは珍しいフルレンジスピーカーを装備するのもポイント。スピーカー再生も楽しむことができます。

フィーオ(FiiO) ハイレゾ・デジタルオーディオプレーヤー X1 GOLD

31FHGzv8+XL

商品価格 ¥ 17,550

X1は、できるだけ安価にハイレゾ対応DAPが欲しい方におすすめです。FiiO XシリーズDAPのエントリーモデル。FiiOはコスパに優れたポータブルオーディオ機器を多数販売するブランドです。X1も、最大24bit/192KHzのハイレゾ音源再生に対応しながら、他のDAPと比較して再安価クラスの価格を実現。コスパが最大の魅力です。

再生可能なフォーマットはFLAC/APE/ALAC/WAV/WMA/AAC/AIFF/MP3など多彩。内蔵ストレージは非搭載で、最大128GBに対応したmicroSDXCカードスロットを1基備えます。X型に配置されたボタンレイアウトなどデザイン面でもおしゃれです。ヘッドホン使用時の推奨インピーダンスは16Ω~100Ω。ライン出力も可能です。

ハイレゾ対応DAPの入門機として十分な内容を備えており、安心しておすすめできます。

フィーオ(FiiO) ハイレゾ対応ミュージックプレーヤー X3 2nd gen

41DDV6rN8iL

商品価格 ¥ 24,900

X3 2nd genは、2016年現在、DSD再生可能なDAPとしてリーズナブルなことが最大の魅力です。ハイレゾ音源のなかでも、高度な音質を備えるとされることから人気のDSD音源。再生可能なDAPは5万円以上の高級機が多いのが実情です。

本機は2万円台の実売価格でありながらDSD再生に対応。DSD再生対応DAPとして他の比較で圧倒的なコスパを誇ります。

5.6MHzまでのDSD再生にネイティブ対応。FLAC/APE/ALAC/WAV/WMA/AAC/AIFF/MP3など多彩なフォーマットもサポートします。内蔵ストレージは非搭載で、最大128GBに対応したmicroSDXCカードスロットを1基備えます。アナログ回路へのタンタル・コンデンサ-の導入など音質面での注力も価格を超えています。

コウォン(COWON) ハイレゾプレーヤー PLENUE D

514FF-POuOL

商品価格 ¥ 21,883

他のDAPと比較して、コンパクトボディとロングバッテリーライフを実現したハイレゾ対応DAP。コウォンが展開している高級DAP「PLENUE」シリーズの低価格モデルとして登場。ハイレゾ対応DAPとして手ごろな価格も特徴です。

本体サイズは53.1×77.2×14.9mm、重量は94gと、ハイレゾ対応DAPとして小型で軽量なのもポイント。ハイレゾ対応をはじめ、高音質再生を謳うDAPは小型化や軽量化を重視しない傾向にあるため、本機は目立ちます。

さらに、96kHz/24bitのFLACファイルで最大51時間も再生できるロングライフバッテリーも魅力。ハイレゾ音源再生時のバッテリー持続時間として驚くべき長さです。最大24bit/192kHzのハイレゾ音源の再生が可能で、対応ファイルは、FLAC、AIFF、ALAC、APE、WAV、MP3など。

低価格で小型のMP3プレイヤーでのノウハウを豊富に持つコウォンだからこそ可能な内容です。重さやバッテリーを気にせずにハイレゾを楽しみたい方におすすめです。

ソニー(SONY) ウォークマン ハイレゾ音源対応 Android搭載 NW-ZX2

51WQ0P-DvZL

商品価格 ¥ 111,000

他のDAPと比較して、高音質再生のための設計を追求しているのが最大の特徴です。独自開発のフルデジタルアンプをハイレゾ音源に最適化した「S-Master HX」を搭載するのは他のウォークマンと同様。

アンプ部分において、電源ライン強化、信号回路・クロックの最適化を実施しました。きめ細かく、鮮明に、立体感のある音を実現。アンプ性能の品質を決定づけるはんだにもこだわり、広い音域でバランスのとれた再生を可能にしました。

5.6MHzまでのDSD再生に対応するなど、再生可能なフォーマットは、MP3、WMA、ATRAC、FLAC、リニアPCM、AAC、HE-AAC、Apple Lossless、AIFFほか幅広いです。Bluetoothもバージョン3.0で対応します。Bluetooth経由でもハイレゾ相当のデータ量を伝送可能な高音質コーデックLDACにも対応。

ウォークマンで最高の音質を求める方にもおすすめの逸品です。

ロトゥー(Lotoo) ポータブルオーディオプレーヤー PAW5000

51mkgKIOl3L

商品価格 ¥ 59,400

音質・携帯性・機能性と無理のない価格の全てをバランスさせたDAPとしておすすめ。Lotooは中国のオーディオブランドです。著名な業務用ブランドの音響機器の製造元として高い技術を持っています。

PAW500は業務用のノウハウもつぎ込んだ戦略機。この価格で、DSD2.8MHz再生対応(PCM変換)、PCM系96kHz/24bitまでの対応(96kHz/24bitへのダウンコンバート再生では384kHz/32bitまで対応)、2.5mm4極プラグバランス接続対応、重さ110gのコンパクトボディ、Bluetooth対応など機能満載。

他のDAPと比べて、非常に細かく音質を調整可能なパラメトリックイコライザー搭載も、業務用のノウハウならではです。光デジタル出力まで備えています。外部ストレージもなんと2TBまで対応。柔らかく暖かな雰囲気の音質も価格を超えたものです。全てにおけるバランスのよさを求める方におすすめします。

アステルアンドケルン(Astell&Kern) ハイレゾプレーヤー AK380 256GB

41by5+sp-uL

商品価格 ¥ 412,000

2016年現在、最高のDAPとして君臨する高級機です。韓国のアステルアンドケルンは、10万円を超える高級DAPを次々と発売。いずれも高い評価を受け、高級DAP界の中心にあります。AK 380はその最高級機。定価で約50万円という価格でも幅広く話題になりました。

再生対応ファイル形式はWAV、FLAC、WMA、MP3、OGG、APE、AAC、Apple Lossless、AIFF、DFF、DSF。PCMは384kHz/32bitまで、DSDは11.2MHzまでのネイティブ再生が可能と、DAPとして最高峰のスペック。ヘッドホンももちろん、2.5mm4極プラグバランス接続対応です。

USB-DAC機能、DLNA機能、Bluetooth、Wi-Fi機能も搭載。高級据え置き機としても十分な機能です。音質も高級据え置き機と同等の超高品位。他のDAPと比較して別次元の高音質です。

非対称多面体的なデザインのジュラルミン筐体の輝きも格別の美しさ。付属のイタリアンレザーケースも上質で、持ち運ぶのが恐れ多いほどです。DAP最高音質を求める方には、もはや、本機しかありませんね。

DAPの特徴

基本的な形態、機能

511AZHBx4tL

By: Amazon.co.jp

DAPは、単体でヘッドホン再生可能なポータブルオーディオ機器のこと。液晶画面と各種操作スイッチを装備するのが普通です。タッチパネル対応機もあります。内部あるいは拡張スロットによるストレージに対応します。外部ストレージはmicroSDカード対応が標準です。

屋外での使用が前提ですので、バッテリーを内蔵。コンセントからのAC駆動にも対応します。そのため、自宅での据え置きプレイヤーとして使う方もいます。

近年のDAPは、AndroidをベースにしたOS、あるいは独自のOSを搭載することで、音楽プレイヤーとしての機能を実装しています。音質最優先のため、再生可能なファイルは音楽データのみというシンプルな形式のものが多いです。

一方、音質調整機能など、音楽に関わる機能は豊富。ファイル形式と、対応量子化ビット数/サンプリング周波数がハイレゾ規格に対応しているのは当たり前。内部ストレージからの再生だけでなく、外部音声入力やパソコンと接続しての再生、Bluetooth、Wi-Fi、DLNA機能も備えています。

高音質を追求

419leSwDr3L

By: Amazon.co.jp

DAPには音のよさを向上させるため、数々のオーディオ専用設計が施されています。まず、音質を左右する重要な部品であるDAC(デジタル信号をアナログ音声に変換する部分)には、高級なオーディオ専用品が使用されています。

DAC以降のアナログ信号段、ヘッドホンアンプ段も、高品位なオーディオ用専用部品を多数投入したり、高音質化のための凝った回路設計の採用なども当たり前。これらの工夫により、価格は安くても1万円、数万円程度が主流で、なかには10万円を超えるものさえあります。全ては音質へのこだわりのためです。

DAPの選び方

対応ファイル形式、量子化ビット数/サンプリング周波数を確認 DSDへの対応がポイント

417rfO1AhpL

By: Amazon.co.jp

自分の所有している音楽ファイルにDAPが対応しているかチェックしましょう。一般的にはFLAC、WAVを筆頭に、ALAC/AIFF/MP3/AACに対応しています。これだけではありません。

FLAC、WAVなど一部のファイル形式には、CDを超える情報量のハイレゾ規格のデータも存在します。これらを再生できるのがハイレゾ対応DAPです。ハイレゾ対応を謳うDAPは、対応量子化ビット数/サンプリング周波数が24bit/96kHz以上が一般的です。

さらに、サンプリング周波数のみで表されるハイレゾ規格、DSDへの対応もポイントです。DSD対応DAPは低価格帯にはまだ少なく、DSDによるハイレゾ再生にこだわる方は要注意。5.6MHzまでに対応していれば一般的には十分です。

ヘッドホンアンプ部で選ぶ

41Xd7HIUXnL

By: Amazon.co.jp

DAPはイヤホン、ヘッドホン使用が前提ですので、ヘッドホンアンプ部の品質は重要です。各社凝った回路構成や、物量の投入でアピールしています。大事なのは対応インピーダンスです。最近では、DAPに、据え置き向けの大型ヘッドホンを使用する方も。一部の高級大型ヘッドホンでは300Ω程度のハイインピーダンス機もあります。

ところが、一部のDAPでは、150Ω程度までしか対応しません。ポータブル向けのヘッドホン、イヤホンの多くは100Ω以下の機器がほとんどだからです。高級DAPのなかには、あえてハイインピーダンスに対応して、一部の高級大型ヘッドホンの接続への対応をアピールしているものもあります。

音質とは関係ありませんが、ボリュームの段階も重要です。50から100段階程度あると微妙な調整ができますが、30段階程度ですと、うまくできない場合もあります。

バランス接続対応ヘッドホン端子の有無 

3110zfzxuUL

By: Amazon.co.jp

ヘッドホンアンプ部の端子もポイントです。通常のDAPヘッドホン端子は、ステレオミニプラグと呼ばれるタイプ。これに、バランス接続対応ヘッドホン端子を加えるモデルもあります。ヘッドホンのバランス接続は、通常の方式に比べて、左右の音が混ざり合う現象を低下させることで高音質を狙える方法です。

実現には、対応ヘッドホンと、対応端子の機器が必要です。これを一部の高級DAPで装備しています。音質にとことんこだわるならチェックしておくのもいいですね。

重さとバッテリー、容量

510wWk8yHUL

By: Amazon.co.jp

重さやバッテリー持続時間も気になるところです。かつてのカセット、CD時代のポータブルプレイヤーは、軽薄短小、ロングバッテリーに各社しのぎを削っていました。ところが、現在のDAPでは、あまり重要視されません。というのも、音質を追求すると、本体は重く、電池寿命は短くなる傾向があるからです。

とはいえ、かつてのように軽さとバッテリー性能を求めるユーザーもいます。音質を取るか、ポータビリティーを取るか、バランスを取るかで、各社考え方が分かれている状況です。

また、本体記録容量に関しては現在多くのDAPがmicroSDカード対応のため、あまり問題になりません。本体にも搭載されていると便利、という程度です。むしろ、どのくらいの容量のmicroSDカードまでに対応しているかがポイントです。