夜空に輝く星々。肉眼で眺めるだけでも十分楽しめますが、双眼鏡で気軽に天体観測はいかがですか? 本格的な天体望遠鏡には手が届かないけれど、もう少ししっかり観測をしたい! という方には、双眼鏡がおすすめ。肉眼では見ることができない、感動的な星々に出会えます。

今回は、天体観測におすすめの双眼鏡5選をご紹介します。双眼鏡を選ぶ際のポイントも合わせて参考にしてみてください。

天体観測用の双眼鏡を選ぶ時のポイント

バードウォッチングやスポーツ観戦、コンサート観劇、観光など、さまざまなシーンで活躍する双眼鏡には、安価なものから高価なものまで、たくさんの種類があります。1台もっていると便利な双眼鏡ですが、用途にあったものを選びたいですよね。天体観測に最適な双眼鏡を選ぶために、押さえておきたいポイントをご紹介します。

ポイント1:双眼鏡の形状

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ガリレオ式、ポリプリズム式、ダハプリズム式など、さまざまな形状のある双眼鏡ですが、ただ大きく見えればよいというわけではありません。天体観測に使う最初の1台におすすめの双眼鏡は、最も一般的なポリプリズム式です。ダハプリズム式は、ポリプリズム式よりも軽量・スリムで携帯に便利でおすすめですが、高価なものが多いので、価格と相談して決めましょう。

ポイント2:口径と倍率に注意

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天体観測には口径50mm、倍率7~10倍の双眼鏡がおすすめです。双眼鏡本体には7×50(倍率7倍×口径50mm)と表記されます。口径とは、双眼鏡前面のレンズの大きさのこと。大きければ大きいほど光を多く集め、明るく見えます。倍率は高倍率になる程、像が暗くなり、手ブレが起きやすくなるので注意しましょう。

口径が大きいものは、その分双眼鏡の重量も増します。手で持って長時間観測する場合には、軽い双眼鏡をおすすめします。店頭で購入する際は、手に持った感触や重量を確かめるのも忘れずに。

ポイント3:実視界を確認

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By: nikonvision.co.jp

実視界とは、双眼鏡を動かさずに確保される視界の範囲のことです。通常は角度の「°」で表されます。実視界が広ければ広いほど、見える範囲が広くなります。7倍の双眼鏡では6°~7°、10倍では4°~6°程が一般的で、「7×50 6°」あるいは「FIELD 6°」といった表記が本体に書かれています。

ポイント4:ひとみ径も確認

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By: bino.hinode-opt.jp

「ひとみ径=口径÷倍率」です。ひとみ径は、暗い場所では7㎜。市街地などの明るい場所では、4~5mmのものが最適です。ひとみ径が大きいほど明るく見えます。市街地などでは背景を暗くし、星を見やすくします。

観測時に気を付けること

高性能の双眼鏡を手に入れても、使い方によっては、はっきり見えないことも。説明書をしっかり読むことも重要ですが、観測時には、以下の基本的なポイントを押さえておきましょう。

眼幅・ピント合わせ

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By: nikonvision.co.jp

自分の目の幅に双眼鏡を合わせる作業は、とても大切です。双眼鏡の曲げ伸ばしで、左右の目で見える視界が1つの円に重なれば眼幅合わせは完了です。ピントを合わせる手順は、左目→右目→両目。左目だけでレンズを覗き、ピント調整リングで合わせ、次に右目だけでレンズを覗き、視度調整環でピントを合わせます。その後、両目でレンズを覗いてピント調整リングで調節するようにしましょう。

三脚の使用

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By: vixen.co.jp

小型双眼鏡でも、長時間手で持っていると疲れてきて、手ブレを起こします。腕を安定させる工夫をするのも大切ですが、長時間の観測の場合には、三脚を使用しましょう。ビノホルダーを使えば、簡単に三脚に取り付けることができます。

双眼鏡で見える星

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肉眼では見えない星を観測できる双眼鏡。天体望遠鏡との大きな違いは、両目を使って観測できることです。そのため、双眼鏡をのぞいていると、たくさんの星々に囲まれ、天体望遠鏡では感じられない宇宙と一体になったような感覚を味わえます。しかし、あくまでも双眼鏡であり、月面のクレーターや土星の環がはっきり確認できるわけではありません。

広い視野を持つ双眼鏡は、星座の並びやまとまった星雲や星団、銀河の流れなどを観察するのに向いています。肉眼では見えない星を観よう! という気軽な気持ちで使ってみてくださいね。

楽しみ方いろいろ

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秋から冬の空が澄んだ時期や、月明かりの少ない晴れた日には、小さな星もよく見えます。星座早見盤を使えば、楽しさも倍増! 季節ごとに天体の様子も変わるので、1年中楽しめますよ。スターウォッチングは、子供たちの自由研究にも最適。家族と一緒に楽しんだり、デートで夜空を眺めればムード満点です。

街から見るもよし、山奥へのキャンプついでに夜空を眺めるもよし。双眼鏡を使って、気軽に天体観測を楽しんでくださいね。

おすすめの双眼鏡5選

ビクセン(Vixen) アスコットZR7×50WP

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商品価格 ¥ 16,935

「自然科学応援企業」・「星を見せる会社」として、天体望遠鏡や双眼鏡を手掛けるビクセンの、明るさが自慢の入門機。口径50mm、倍率7倍、実視界6.4°、重さ1,015gと、天体観測に適した仕様です。防水設計で、雨天時にも安心。光学性能の優れた材質を採用し、美しい像を映し出します。星もクリアに見ることができますよ。

別売りのビノホルダーを使えば、簡単にカメラ用三脚に取り付けることができるので、長時間の観測にも便利。専用ケース、ストラップ付きなのもうれしいポイント。双眼鏡入門機として、初心者の方におすすめ。

ビクセン(Vixen) アルテスHR8.5×45WP

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商品価格 ¥ 121,733

口径45mm、倍率8.5倍、実視界7.0°と高性能ながら、重さ885gの軽量・コンパクトなダハプリズム式双眼鏡。性能にこだわったビクセンの最上級モデルです。明るい視野と、優れたコントラストが特徴。グッドデザイン賞を受賞しており、性能。デザインともに実力のあるおすすめモデルです。

こちらの双眼鏡も別売りのビノホルダーを使えば簡単にカメラ用三脚に取り付けることができるので、長時間の天体観測にも便利。

ニコン(Nikon) アクションEX 7X50CF

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商品価格 ¥ 20,380

カメラの印象が強いニコンからも双眼鏡が発売されています。口径50mm、倍率7倍、実視界6.4°、重さ1,000gのスタンダードなポリプリズム式双眼鏡。本体内部に窒素ガスを充填した、本格的な防水仕様になっています。ハイアポイント設計で、メガネをかけたままでも快適に天体観測できるのはうれしいですね。視野が明るく、歪みのないシャープな見え味が特徴です。また、ラバーコートボディで手にも持ちやすく、フィット感があります。

ミザールテック(MIZAR-TEC) BK-7050

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商品価格 ¥ 5,763

天体望遠鏡や双眼鏡を扱う、光学機器メーカーミザールテックのスタンダードモデル。口径50mm、倍率7倍、実視界5.7°、重さ840gと軽量で、全ての性能がバランスのいいモデルです。接眼部分のゴムを折り返せば、メガネをかけたままでも全視界が確保できるロングアイレリーフ設計が特徴。

グリップ感のよいラバー仕上げで、長時間の天体観測にも向いています。比較的手ごろなお値段も人気の秘密。コスパに優れた双眼鏡をお探しの方におすすめ。

ペンタックス(PENTAX) SP10×50 WP

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商品価格 ¥ 10,008

カメラやレンズの開発を通して培われたペンタックスの口径50mm、倍率10倍、実視界6.5°、重さ1,060gのポリプリズム式双眼鏡。防水・防油コーティングが施された堅牢マグネシウムボディでタフな使用にも耐えることができます。JIS保護等級6級相当の防水構造は魅力的。また、透過性に優れた、最新の製膜技術を採用し、シャープな見え味を実現しています。耐久性のある天体観測用双眼鏡がほしい方におすすめです。